

アブロカナダ社が開発した全天候迎撃機です。初飛行は1957年です。カナダという地理上の特性から、当時の仮想敵として唯一考えられたTu95などのソ連の戦略爆撃機の迎撃を目的に開発されました。マッハ2.5クラスの高性能を持つ当時の世界で最高の性能を発揮する戦闘機でした。機体の開発は順調で期待通りの高性能を発揮しましたが、兵器と火気管制装置の開発は難航しました。スパローUという独立ホーミング式(後のフェニックスのような)の中距離ミサイル4発もしくはファルコンミサイル8発を軸に各種の対空兵器を装備するパック式の兵器格納庫を胴体内部に持つ予定でしたが、米国海軍と共同開発したスパローUは開発中止となり、もくろんだ高性能対空兵器の開発のめどは立ちませんでした。
戦略兵器の中心が戦略爆撃機より大陸間弾道弾に移ったことを口実に、自国よりも優れた兵器を隣国が装備することを嫌う米国の圧力から、F101などの米国式防空システムの導入が決定し1959年に計画はキャンセルされてしまいました。
YSF用のモデルでは中距離ミサイルと短距離ミサイルの混載に加え、後のF106にも搭載された20ミリバルカン砲を兵器艙内部に収納していることにしました。ちなみに兵器艙はドアの開閉方法がわからないため作っていません(笑)
1959年に開発中止されましたが、量産されていれば1960年代に配備されたはずの機体ですので1960年代に収録しました。